- M.2 インターフェイスカードとは?
- M.2インターフェイスカードの選び方
- おすすめM.2インターフェイスカード
- SILVERSTONE SST-ECM26
- SILVERSTONE SST-ECM24-ARGB
- SILVERSTONE SST-ECM22
- StarTech.com PEX4M2E1
- StarTech.com PEXM2SAT32N1
- StarTech.com PEX2M2
- StarTech.com PEXM2SAT3422
- StarTech.com PEX8M2E2
- HIGHPOINT SSD7202
- HIGHPOINT SSD7103
- QNAP QM2-2S-220A
- QNAP QM2-2P-244A
- AINEX AIF-09
- AINEX AIF-10
- 玄人志向 M.2H-PCIE
- ASRock HYPER QUAD M.2 CARD
- センチュリー CIF-M2NV
- ASUS HYPER M.2 X16 GEN 4 Card
M.2 インターフェイスカードとは?
M.2インターフェイスカードとはデスクトップパソコンにM.2SSDを搭載するためのインターフェイスカードのことです。
2.5インチSSDと比較して数倍高速なM.2SSDを使用できるため、短時間で大量のデータを読み書きできます。
パソコンアプリやゲームデータなどを素早くロードやセーブができるため、作業の効率化にも貢献します。
M.2インターフェイスには数台のM.2SSDを搭載できる製品もあり、写真や動画などの大容量データ保存にも最適です。
このようにデスクトップパソコンに手軽にM.2SSDを搭載できるM.2インターフェイスカードですが、製品選びにこのような悩みはないでしょうか?
安価に購入できるM.2インターフェイスカードが知りたいわ?
複数のM.2SSDを搭載できるM.2インターフェイスカードが知りたいな?
今回はこのような悩みを解決したいと思います。
M.2インターフェイスカードの選び方
対応バスで選ぶ
M.2インターフェイスカードはデスクトップパソコンのPCI-Express✕4に装着します。
そのため、以下のようなパソコンには装着できませんので注意しましょう。
【M.2インターフェイスカードが装着できないパソコン】
(1)ノートパソコン
ノートパソコンにはPCI-Express✕4が搭載されていないため装着できません。
(2)液晶ディスプレイ一体型パソコン
液晶ディスプレイ一体型パソコンにもPCI-Express✕4が搭載されていないため装着できません。
(3)ミニパソコン、スティックパソコン
ミニパソコン、スティックパソコンにもPCI-Express✕4が搭載されていないため装着できません。
(4)PCI-Express✕4に空きが無いパソコン
PCI-Express✕4に空きが無いパソコンには装着できません。
【確認が必要なパソコン】
(5)スリムパソコン、省スペースパソコン
スリムパソコン、省スペースパソコンではPCI-Express✕4が搭載されていない場合があるため確認が必要です。
スリムパソコン、省スペースパソコンではロープロファイル対応の場合があるため、あわせて確認しましょう。
デスクトップパソコンにPCI-Express✕4の空きがあるか購入前に確認しましょう。
スリムパソコン、省スペースパソコンではロープロファイル対応の場合があるため、あわせて確認しましょう。
ノートパソコンや液晶ディスプレイ一体型パソコン、ミニパソコン、スティックパソコンなどM.2インターフェイスカードが使用できないパソコンがあるため注意しましょう。
対応SSDで選ぶ
M.2SSDには以下のような種類があります。
【M.2SSDの種類】
(1)サイズ
M.2SSDには以下のサイズがあります。
①2242サイズ
横幅22mm、長さ42mmでコンパクトなため小型パソコンにも搭載できますが、記憶容量は少ない傾向があります。
②2260サイズ
横幅22mm、長さ60mmで製品の種類が比較的少ないサイズです。
③2280サイズ
横幅22mm、長さ80mmでデスクトップパソコンやノートパソコンで幅広く使用されており製品数も豊富です。
④22110サイズ
横幅22mm、長さ110mmでM.2SSDでは最大サイズになります。
製品数が少なく価格も高価な傾向があります。
(2)タイプ
M.2SSDには「SATAタイプ」「NVMeタイプ」「AHCIタイプ」があるため紹介します。
①SATAタイプ
SATA3.0接続のSSDで最大転送速度は約600MB/sで、2.5インチSSDと同等の転送速度になります。
②NVMeタイプ
PCI-Express接続のSSD側で最大転送速度は1500MB/s約4500MB/sまで幅広くあり、転送速度が速いほど高価になる傾向があります。
③AHCIタイプ
PCI-Express接続のSSDで動作させるためにはパソコンのAHCI(Advanced Host Controller Interface)ホストコントローラーが必要になります。
SSDはタイプが違う場合は互換性がないため注意しましょう。
(3)端子の切り欠き
M.2SSDには端子の左側に切り欠きがある「B Key」、端子の右側に切り欠きがある「M Key」、端子の左右両方に切り欠きがある「B&M Key」の3種類があります。
登場した当初は切り欠きの位置によりタイプが判別できましたが、現在ではタイプが混在しており切り欠きの位置でタイプ判別ができないため注意しましょう。
M.2SSDには種類が多く互換性がない場合があるため、M.2インターフェイスカードで使用できるM.2SSDの種類をしっかり確認しましょう。
SSD搭載数で選ぶ
M.2インターフェイスカードにはSSDを複数搭載できる製品があります。
複数のSSDを搭載できるとドライブごとに大容量データを保存できデータバックアップも簡単にできるため、大切なデータを効率よく管理できます。
SSDの搭載数が多い製品の場合は4K動画やゲームデータなどデータ容量が大きな場合でも対応できるため、使用目的にあわせてSSD搭載数を選びましょう。
RAID対応で選ぶ
M.2インターフェイスカードにはRAIDに対応した製品があります。
RAID0に対応している場合は複数のSSDを1つのドライブとして使用できるため、大容量データを保存しやすくできます。
RAID1に対応している場合はSSDのデータを自動バックアップできるため大切なデータを紛失や破損から守りやすくできます。
RAIDに対応している場合はデータの管理が便利になるため、使用目的などにあわせて選びましょう。
ロープロファイル対応で選ぶ
カードスロットの規格には「標準プロファイル」「ロープロファイル」があるため紹介します。
【カードスロットの規格】
(1)標準プロファイル
標準プロファイルとはボードの高さが106.68mmのカードスロット規格です。
基盤サイズが大きいため搭載できる回路やコネクターが多くできるメリットがあります。
タワー型デスクトップパソコンなどで使用されます。
(2)ロープロファイル
ロープロファイルとはボードの高さが64mmのカードスロット規格です。
基板サイズが小さいため対応できるパソコンの種類が多くできるメリットがあります。
タワー型デスクトップパソコンのほかに省スペースパソコンでも使用できます。
使用できるカードスロットはパソコンごとに異なるため、購入前にしっかり確認しましょう。
おすすめM.2インターフェイスカード
M.2SSDには種類が多いためM.2インターフェイスカードで使用できるか確認が必要です。
・サイズには「2242」「2260」「2280」「22110」などがあります。
・種類には「SATAタイプ」「NVMeタイプ」「AHCIタイプ」の3種類があります。
・切り欠きの種類は、端子左側に切り欠きがある「B Key」、端子右側に切り欠きがある「M Key」、端子左右両方に切り欠きがある「B&M Key」の3種類があります。
M.2SSDには多くの規格があるため、M.2インターフェイスカードが対応しているか購入前に確認しましょう。
SILVERSTONE SST-ECM26
M.2SSDが1台搭載できるインターフェイスカードで高さわずか31mmのため1Uシャーシで使用でき省スペースです。
内蔵LEDインジケーターでPCIe NVMeの状態を表示するためSSDの動作を確認でき便利です。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | |
Mac対応 | ○ |
SSD搭載台数 | 1 |
SILVERSTONE SST-ECM24-ARGB
LEDイルミネーションを搭載しているため光で効果的に演出ができゲームプレイなどで気分を盛り上げます。
アルミニウム製ヒートシンクと放熱パッドにより優れた放熱効果を発揮するためサーマルスロットリングによる速度低下を防止でき、動画やゲームデータなど大容量データの読み書きに最適です。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 1 |
SILVERSTONE SST-ECM22
M.2SSDを2台(SATAベースBキー✕1、PCIe x4 NVMeベースMキー✕1)搭載できるため大容量データの保存やデータバックアップなどに最適です。
LEDインジケーターにより電源やデータ読み書きが表示されるため、動作の確認が簡単にできます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | ○ |
SSD搭載台数 | 2 |
StarTech.com PEX4M2E1
M.2 PCIeベースのSSD(NVMeまたはAHCI)をサポートしているためデータを高速で読み書きでき、動画やゲームデータなどの保存に最適です。
2242、2260、2280、22110など幅広いサイズのSSDに対応できるため、お手持ちのSSDを有効活用できます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | ○ |
SSD搭載台数 | 1 |
StarTech.com PEXM2SAT32N1
M.2 SATA SSD2台とM.2 PCIe SSD1台の合計3台のSSDを搭載できるため、大容量データの保存やデータバックアップなどに最適です。
ドライバー不要でOSに依存しない簡単セットアップのため初心者の方でも安心です。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | ○ |
SSD搭載台数 | 3 |
StarTech.com PEX2M2
デスクトップパソコンに2台のM.2SSDを搭載できるため高速で大容量データを読み書きでき、作業効率が向上します。
ロープロファイルブラケットが付属しているためPCI Express✕4スロットに空きがある省スペースパソコンに使用でき、記憶容量を手軽に増設できます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 2 |
StarTech.com PEXM2SAT3422
M.2SSDを2台搭載できるM.2インターフェイスカードで、動画やゲームデータなど大容量データの保存に最適です。
RAID0やRAID1、RAID10をサポートしているため、RAID0で記憶容量が大きなドライブを作成したり、RAID1で大切なデータを自動バックアップでき便利です。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | SATAIII/RAID/M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | ○ |
SSD搭載台数 | 2 |
StarTech.com PEX8M2E2
PCI Express x8に対応しているため2台のM.2SSDに同時アクセスができるため、4K動画やゲームデータなど短時間で大量のデータを読み書きする用途に最適です。
標準プロファイルブラケットを装着した状態で提供されておりロープロファイルブラケットも付属しているため、タワー型デスクトップパソコンから省スペースデスクトップパソコンまで幅広いデスクトップパソコンに対応します。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 2 |
HIGHPOINT SSD7202
PCI-Express x16またはx8インターフェイスに対応しており最大2つのM.2SSDを搭載できるため、4K動画やゲームデータなど大容量データを素早く読み書きできます。
RAID0で複数のM.2SSDを1つのドライブとして使用したり、RAID1で大切なデータを自動バックアップすることができ、使用目的に応じて最適なRAIDを選ぶことができます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 2 |
HIGHPOINT SSD7103
PCI-Express x16または x8インターフェイスに対応しており最大4つのM.2SSDを搭載できるため、4K動画やゲームデータなど大容量データを素早く読み書きできます。
RAID0で複数のM.2SSDを1つのドライブとして使用したり、RAID1で大切なデータを自動バックアップでき、RAID10でデータ自動バックアップしながら複数のM.2SSDを1つのドライブとして使用することができ、使用目的に応じて最適なRAIDを選ぶことができます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | RAID/M.2 |
ロープロ対応 | |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 4 |
QNAP QM2-2S-220A
3.5インチドライブベイを使用せずにM.2SSDを増設できるため、対応するデスクトップパソコンで優れた拡張性を実現します。
ヒートシンクやスマートファンにより優れた冷却性能を実現しており、大容量データの読み書きを高速で行えます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 2 |
QNAP QM2-2P-244A
2台のM.2SSDを搭載できるため大容量データを読み書きでき、4K動画やゲームデータなどに最適です。
温度センサーによりM.2SSDをリアルタイムで温度監視でき、ヒートシンクやスマートファンによる優れた冷却性能でサーマルスロットリングを最低限に抑えることができるため、大容量データの読み書きでも高パフォーマンスを維持します。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 2 |
AINEX AIF-09
NVMeとSATAのM.2 SSDスロットを各1基搭載しているため幅広いM.2SSDに対応でき、大容量データの保存やデータバックアップに便利です。
2スロット同時に使用できるためデータの読み書きを短時間で完了でき作業効率が向上します。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 2 |
AINEX AIF-10
M.2 NVMe SSDスロットを1基搭載しているため高速でデータの読み書きができ便利です。
ヒートシンクや熱伝導パッドが付属しているため効果的に放熱しサーマルスロットリングによる速度低下を少なくできます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 1 |
玄人志向 M.2H-PCIE
M.2インターフェイスがないデスクトップパソコンにもM.2SSDを搭載できブートドライブとしても使用できるため、デスクトップパソコンの処理速度向上に貢献します。
3種類の厚みの違う熱伝導シートが2枚ずつ付属しているためM.2SSDを効率的に放熱でき、サーマルスロットリングによる速度低下を低減します。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 1 |
ASRock HYPER QUAD M.2 CARD
4台のM.2SSDを搭載できブートドライブとしても使用できるためパソコンの処理速度向上に貢献します。
放熱性が良いアルミニウム筐体のためサーマルスロットリングによる速度低下を低減でき、快適に作業できます。
マザーボードがPCI-Expressx16を4つのPCI-Express x4レーンに分割する機能に対応している必要があるため、購入前にしっかり確認しましょう。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 4 |
センチュリー CIF-M2NV
M.2 NVMeSSD用スロットを1基搭載しており起動ディスクにも対応しているため、パソコンの処理速度向上に貢献します。
筐体はアルミニウム製で放熱性に優れているため、サーマルスロットリングによる速度低下を低減でき快適な作業ができます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 1 |
ASUS HYPER M.2 X16 GEN 4 Card
PCI-Express×16に対応しており最大4台のM.2SSDを搭載できブートドライブにも対応しているため、パソコンの処理速度を向上でき4K動画やゲームデータの読み書きが短時間で完了します。
大型ヒートシンクと冷却ファンにより効果的に放熱できるためサーマルスロットリングによる速度低下を低減でき、快適な動画編集やゲームプレイができます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | RAID/M.2 |
ロープロ対応 | |
Mac対応 | |
SSD搭載台数 | 4 |
M.2SSDにはサイズ、種類、切り欠きの種類など規格が複数あり、M.2インターフェイスカードが対応していない場合は使用できないため注意しましょう。
今回はM.2インターフェイスカードを紹介しました。
安価に購入できるM.2インターフェイスカードが見つかったわ!
複数のM.2SSDを搭載できるM.2インターフェイスカードが見つかったよ!
皆様のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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