高倍率ズームカメラとは?
高倍率ズームカメラは、広角から超望遠まで撮影できるレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラです。
スマートフォンや一般的なカメラでは撮影できない遠くの景色や動物も、グッと近づいて大きく写すことができます。
運動会や発表会など、お子様の表情を逃さずに撮影したい時にも便利です。
レンズ交換の手間なく、様々なシーンを1台で撮影できます。
従来の一眼レフカメラと比べると、持ち運びが容易で旅行や日常使いにも最適です。
近年では、高画質や高速オートフォーカスなど、高性能なモデルも登場しており、写真愛好家からも注目されています。
このブログでは、光学ズーム40倍以上の高倍率ズームカメラを紹介していきますが、製品選びにこのような悩みは無いでしょうか?
初心者でも撮影しやすい高倍率ズームカメラが知りたいわ?
高倍率ズームカメラの選び方を詳しく知りたいな?
今回は、このような悩みを解決していきたいと思います。
高倍率ズームカメラがおすすめな被写体
40倍ズームカメラは、従来のカメラでは不可能だった遠くの被写体を鮮明に捉えることができる、写真表現の可能性を大きく広げてくれる画期的なツールです。
まるで魔法のように、これまで目にすることができなかった世界をあなたの眼前に描き出すでしょう。
以下に、高倍率ズームカメラがおすすめな被写体を紹介します。
【おすすめ被写体】
- 野鳥・動物: 遠くにいる野鳥や動物を、まるで目の前にいるかのように大きく写し出すことができます。羽毛や毛並み、瞳の輝きまで鮮明に捉え、自然の息吹を感じられる作品を創り出しましょう。
- スポーツ: 運動会や試合など、遠くで行われるスポーツシーンを臨場感あふれる写真に収めることができます。選手の表情や動きを細部まで記録し、感動的な瞬間を永遠に残しましょう。
- 風景: 遠くの山々や街並みを圧縮効果でダイナミックに表現できます。また、広角レンズでは表現できない、独特の切り口で風景写真の新境地を開拓しましょう。
- 飛行機・鉄道: 空を飛ぶ飛行機や疾走する鉄道を、迫力満点の写真に収めることができます。メカニックな美しさや動きのある被写体を捉え、見る者を魅了する作品を創り出しましょう。
- 旅行: 旅先で出会う様々な風景や人物を、ズームレンズで切り取ることができます。遠くの景色をアップで撮影したり、街角のワンシーンを独特の視点で捉えたり、旅の思い出を鮮やかに記録しましょう。
- 日常のワンシーン: 普段何気なく見過ごしている風景を、40倍ズームで新鮮な視点で切り取ることができます。身近な被写体に新たな魅力を発見し、感動的な作品を創り出しましょう。
40倍ズームカメラは、あなたの創造性を刺激し、写真表現の可能性を無限に広げてくれるツールです。
これまでとは違った視点で世界を捉え、感動的な作品を創り出してみませんか?
おすすめ高倍率ズームカメラ
旅行や運動会、スポーツ観戦など、遠くの景色を鮮明に記録したい場合は、高倍率ズームカメラがおすすめです。
40倍以上の光学ズームを搭載したカメラがあれば、遠くの被写体を大きく引き寄せて撮影できます。
ここでは、40倍ズーム以上の高倍率ズームカメラの中でも、特におすすめの4製品を紹介します。
CANON PowerShot SX740 HS
PowerShot SX740 HSは、驚くほどのズーム力と高画質な写真・動画を手軽に楽しめるカメラです。まず、高性能レンズを採用し、光学40倍ズームを実現しています。これにより、遠くの被写体まで近づいて、細部まで鮮明に描写できます。さらに、プログレッシブファインズームを使えば、約80倍までの解像感を維持したまま撮影できます。
デジタルカメラの進化を支える映像エンジンであるDIGIC 8を採用し、画質の向上や高感度撮影、高速連写などの機能を進化させています。明るい被写体の白トビを補正したり、高感度撮影時でも高画質な写真を実現します。
4K動画の撮影も可能であり、高精細な映像を記録できます。また、チルト液晶を備え、多彩なアングルからの撮影が楽しめます。自分撮りやローアングルからの撮影も快適に行えます。
さらに、カメラが被写体を自動認識し、29シーンから適切な設定を自動で調整します。これにより、どんなシーンでも簡単に美しい写真を撮影できます。
Wi-Fi接続により、撮影した画像を自動でスマホに送信することができ、撮影後の手間を省くことができます。また、SNSやシェアも簡単に行えます。
PowerShot SX740 HSは、使いやすさと高性能を両立させたカメラであり、さまざまなシーンで活躍します。
スペック | |
画素数 | 2110万画素(総画素) 2030万画素(有効画素) |
撮像素子 | |
撮影感度 | 通常:ISO100~3200 |
記録フォーマット | JPEG |
シャッタースピード | 1~1/3200 秒 |
液晶モニター | 3型(インチ) 92.2万ドット |
電池タイプ | 専用電池 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
手ブレ補正機構 | 光学式 |
タッチパネル | |
USB充電 | ○ |
4K対応 | ○ |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth対応(常時接続) | ○ |
幅x高さx奥行き | 110.1×63.8×39.9 mm |
重量 | 本体:275g 総重量:299g |
カラー | シルバー ブラック |
CANON PowerShot SX70 HS
PowerShot SX70 HSは、幅広い画角に対応し、遥か彼方の天体や野鳥を大きく引き寄せる超望遠撮影が可能なカメラです。21mmから1365mmまでの広角から超望遠までのズーム範囲を持ち、ダイナミックな風景から遠近感を強調した一枚まで、幅広い表現が可能です。さらに、プログレッシブファインズームを使用すれば、解像感を保ちながら130倍(2730mm相当)までのズーム撮影ができます。
高精細なEVF(電子ビューファインダー)を搭載し、ミラーレスEOSと同等の本格的なファインダーを提供します。アイセンサーを採用しており、液晶モニターからEVF表示に切り替えることができ、撮影時の操作がより快適になります。
SX70 HSは、映像エンジンDIGIC 8を採用し、高画質化や低ノイズ化を実現しています。明るいシーンの補正や、4K動画の実現など、多機能なカメラです。さらに、6種類の設定値から自分好みの色設定を選択できる「スタイル設定」機能を新搭載し、多彩な画づくりを楽しめます。
Wi-Fi接続により、撮影した画像を自動でスマホに送信することができ、撮影後の手間を省くことができます。また、マイク端子を搭載し、外付けのマイクと連携して高品位な音声記録も可能です。
PowerShot SX70 HSは、幅広い表現を可能にする高性能カメラであり、多彩な撮影ニーズに応えます。
スペック | |
画素数 | 2110万画素(総画素) 2030万画素(有効画素) |
撮像素子 | |
撮影感度 | 通常:ISO100~3200 |
記録フォーマット | JPEG/RAW |
シャッタースピード | 1~1/2000 秒 |
液晶モニター | 3型(インチ) 92万ドット |
電池タイプ | 専用電池 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
手ブレ補正機構 | 光学式 |
タッチパネル | |
USB充電 | |
4K対応 | ○ |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth対応(常時接続) | ○ |
幅x高さx奥行き | 127.1×90.9×116.6 mm |
重量 | 本体:574g 総重量:610g |
カラー | ブラック系 |
ニコン COOLPIX P950
COOLPIX P950は、持ち運びに便利なサイズのボディに超望遠2000mm相当の光学83倍ズームを搭載しています。これにより、どこからでも被写体をダイナミックに捉えることができます。また、ニコン独自のRAW(NRW)ファイルにも対応しており、撮影後に画像の編集や加工を自由に行うことができます。
高精細有機ELを採用したファインダーは、ファインダー倍率が約0.68倍と大きく、見やすさが大幅に向上しています。目をファインダーに近づけるだけで、自動で電子ビューファインダーが起動し、スムーズにモニター撮影からファインダー撮影へ切り替えることができます。
4K動画撮影にも対応し、3840×2160/30pの高画素な映像を記録することができます。さらに、外付けマイクロホンにも対応しており、高品質な音声記録が可能です。
撮影時の操作性も考慮されており、サイドダイヤルやフォーカスモードセレクターを搭載しています。これにより、カメラの設定変更やフォーカスモードの切り替えがスムーズに行えます。さらに、アクセサリーシューを備えており、ドットサイトや外部マイクなどのアクセサリーを装着することも可能です。
COOLPIX P950は、使いやすさと高性能を両立させたカメラであり、幅広い撮影ニーズに応えます。
スペック | |
画素数 | 1679万画素(総画素) 1605万画素(有効画素) |
撮像素子 | |
撮影感度 | 通常:ISO100~6400 |
記録フォーマット | JPEG/RAW |
シャッタースピード | 1~1/2000 秒 |
液晶モニター | 3.2型(インチ) 92万ドット |
電池タイプ | 専用電池 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
手ブレ補正機構 | レンズシフト方式 |
タッチパネル | |
USB充電 | ○ |
4K対応 | ○ |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth対応(常時接続) | ○ |
幅x高さx奥行き | 140.2×109.6×149.8 mm |
重量 | 総重量:1005g |
カラー | ブラック |
ニコン COOLPIX P1000
COOLPIX P1000は、驚異的な3000mm相当の超望遠ズームを実現し、開放F値8で高画質を提供します。この超望遠でも、被写体をクリアに捉えることが可能です。さらに、フルHDの4倍の高画素で撮れるステレオ音声付きムービー撮影により、より高精細な表現が実現されます。
撮影時の操作性も考慮され、ピント合わせや露出補正などの機能を割り当てられたコントロールリングが鏡筒に搭載されています。これにより、マルチに使える便利な操作が可能です。
また、ニコン独自のRAW(NRW)ファイルにも対応しており、画像の編集や加工を行う際にも画質の劣化を気にすることなく、写真の表現の幅を広げることができます。
COOLPIX P1000は、超望遠撮影からムービー撮影まで幅広いシーンで高品質な表現を実現するカメラです。
スペック | |
画素数 | 1679万画素(総画素) 1605万画素(有効画素) |
撮像素子 | |
撮影感度 | 通常:ISO100~6400 |
記録フォーマット | JPEG/RAW |
シャッタースピード | 1~1/4000 秒 |
液晶モニター | 3.2型(インチ) 92万ドット |
電池タイプ | 専用電池 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
手ブレ補正機構 | レンズシフト方式 |
タッチパネル | |
USB充電 | ○ |
4K対応 | ○ |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth対応(常時接続) | ○ |
幅x高さx奥行き | 146.3×118.8×181.3 mm |
重量 | 総重量:1415g |
カラー | ブラック系 |
高倍率ズームカメラの選び方
旅行や運動会、スポーツ観戦など、遠くの景色を鮮明に記録したいなら、高倍率ズームカメラがおすすめです。
一眼レフカメラと比べて持ち運びやすく、操作も簡単なので、カメラ初心者にも最適です。
しかし、いざ高倍率ズームカメラを選ぼうとすると、種類が多くてどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、高倍率ズームカメラの選び方のポイントをわかりやすく解説します。
有効画素数で選ぶ
高倍率ズームカメラを選ぶ際に、重要なポイントの一つが有効画素数です。
有効画素数は、写真画質を決定する重要な要素の一つです。
【有効画素数について】
有効画素数とは
イメージセンサーに搭載されている光受素子のうち、実際に画像形成に利用される画素数のことを指します。有効画素数が多いほど、写真に記録できる情報量が多くなり、高画質な写真が撮影できます。
高倍率ズームカメラと有効画素数
一般的に、高倍率ズームカメラは、画素数が低い傾向があります。これは、高倍率ズームを実現するために、センサーサイズが小さくなるためです。センサーサイズが小さくなると、光受素子一つ一つの面積が小さくなり、画質が低下します。
しかし、近年では技術の進歩により、高倍率ズームカメラでも高画質な写真が撮影できるようになっています。
具体的な例
CANON PowerShot SX740 HSとCANON PowerShot SX70 HSは、有効画素数2030万画素、総画素数2110万画素です。これは、高倍率ズームカメラとしては非常に高い画素数です。これにより、高画質な写真撮影が可能です。
一方、ニコン COOLPIX P950は、有効画素数1605万画素、総画素数1679万画素です。これは、上記の2機種よりも画素数が低いですが、それでも十分な画質の写真撮影が可能です。
結論
高倍率ズームカメラを選ぶ際には、画質だけでなく、ズーム倍率や手ブレ補正、サイズ・重量、価格なども考慮する必要があります。
以下、有効画素数を選ぶ際のポイントです。
- 大きなポスターなどに引き伸ばしたい場合は、2000万画素以上の有効画素数を選ぶとよいでしょう。
- A4サイズ程度にプリントする場合は、1000万画素以上の有効画素数があれば十分です。
- インターネット上で共有する場合は、500万画素程度の有効画素数でも問題ありません。
自分の用途に合わせて、適切な有効画素数のカメラを選びましょう。
撮影素子で選ぶ
高倍率ズームカメラを選ぶ際、画質や高感度撮影性能に影響を与える撮影素子も重要なポイントです。
ここでは、撮影素子の種類と、高倍率ズームカメラでよく用いられる1/2.3型CMOSセンサーについて詳しく解説します。
【撮影素子について】
撮影素子とは
デジタルカメラで光を電気信号に変換する役割を担う部品です。主な種類として、CCDとCMOSがあります。
- CCD:高画質を得意とするが、消費電力が高く、動作速度が遅い。
- CMOS:消費電力が低く、動作速度が速いため、動画撮影に適している。
近年では、高画質と高速動作を両立したCMOSセンサーが主流となっています。
1/2.3型CMOSセンサー
高倍率ズームカメラで多く採用されているのが、1/2.3型CMOSセンサーです。小型で軽量なため、カメラ全体の小型化・軽量化に貢献します。また、高感度撮影性能にも優れており、暗い場所での撮影にも適しています。
具体的な例
CANON PowerShot SX740 HS、CANON PowerShot SX70 HS、ニコン COOLPIX P950は、すべて1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)を採用しています。裏面照射型は、従来の型よりも光感度性能が向上しており、暗い場所での撮影でもノイズを抑えた画質を実現します。
結論
高倍率ズームカメラを選ぶ際には、撮影素子の種類だけでなく、画素数やセンサーサイズなども考慮する必要があります。
以下、1/2.3型CMOSセンサーを選ぶ際のポイントです。
- 高画質な写真撮影をしたい場合は、裏面照射型センサーを採用したカメラを選ぶとよいでしょう。
*暗い場所での撮影が多い場合は、高感度撮影性能に優れたカメラを選ぶとよいでしょう。 - カメラの持ち運びやすさを重視する場合は、小型軽量の1/2.3型CMOSセンサー搭載カメラを選ぶとよいでしょう。
自分の用途に合わせて、適切な撮影素子のカメラを選びましょう。
レンズ性能で選ぶ
レンズ性能で選ぶ
高倍率ズームカメラを選ぶ上で、最も重要なポイントの一つがレンズ性能です。
レンズ性能は、画質や明るさ、ズーム倍率などに影響を与えます。
【レンズ性能について】
光学ズーム倍率
光学ズーム倍率は、レンズの焦点距離を変えることで、被写体を実際より大きく写せる倍率です。高倍率ズームカメラは、広角から超望遠まで幅広い焦点距離をカバーするレンズを搭載しています。
焦点距離
焦点距離は、レンズからイメージセンサーまでの距離です。焦点距離が長くなると、画角が狭くなり、被写体を大きく写せるようになります。
開放F値
開放F値は、レンズの明るさを表す数値です。F値が小さいほど、レンズが明るく、暗い場所での撮影や、シャッター速度を速くできるメリットがあります。
具体的な例
CANON PowerShot SX740 HSは、光学ズーム40倍、焦点距離24mm~960mm(フルサイズ換算)、開放F値は広角側3.3、望遠側6.9です。広角側は明るく、風景撮影などに適しています。望遠側は開放F値が大きいため、暗い場所での撮影には不向きです。
CANON PowerShot SX70 HSは、光学ズーム65倍、焦点距離21mm~1365mm(フルサイズ換算)、開放F値は広角側3.4、望遠側6.5です。SX740 HSよりもズーム倍率が高く、遠くの被写体を大きく写せる点が特徴です。
ニコン COOLPIX P950は、光学ズーム83倍、焦点距離24mm~2000mm(フルサイズ換算)、開放F値は広角側2.8、望遠側6.5です。3機種の中で最もズーム倍率が高く、2000mmという超望遠域まで撮影できます。広角側の開放F値も明るく、暗い場所での撮影にも適しています。
結論
高倍率ズームカメラを選ぶ際には、必要なズーム倍率や、撮影するシーンに合わせて、レンズ性能を選ぶことが重要です。
自分の用途に合わせて、適切なレンズ性能のカメラを選びましょう。
ネットワーク機能で選ぶ
近年、高倍率ズームカメラにも充実したネットワーク機能が搭載されています。
Wi-FiやBluetoothなどの機能を活用することで、撮影した写真や動画を簡単に共有したり、カメラをリモート操作したりすることができます。
【ネットワーク機能について】
Wi-Fi機能
Wi-Fi機能は、カメラをスマートフォンやタブレットと接続することで、以下の操作が可能になります。
- 撮影した写真や動画をスマートフォンやタブレットに転送
- スマートフォンやタブレットからカメラをリモート操作
- カメラの設定変更
- 位置情報記録
Bluetooth機能
Bluetooth機能は、スマートフォンやタブレットとの接続をより簡単に、省電力化します。Wi-Fiと比べて接続速度は遅いですが、常に接続しておけば、撮影した写真や動画を自動的にスマートフォンやタブレットに転送することができます。
PictBridge
PictBridgeは、カメラをプリンターに直接接続することで、パソコンを介さずにプリントできる機能です。
具体的な例
CANON PowerShot SX740 HSとCANON PowerShot SX70 HSは、Wi-Fi、Bluetooth(常時接続)、PictBridgeに対応しています。Wi-Fiを使ってスマートフォンに写真を転送したり、Bluetoothで常に接続して自動転送したり、プリンターに直接接続してプリントしたりすることができます。
ニコン COOLPIX P950は、Wi-Fi、Bluetooth(常時接続)に対応しています。SX740 HS/SX70 HSと同様に、スマートフォンへの写真転送や自動転送が可能です。
自分の用途に合わせて、適切なネットワーク機能を搭載したカメラを選びましょう。
動画撮影機能で選ぶ
高倍率ズームカメラを選ぶ際には、動画撮影機能も重要なポイントです。
近年では、高画質な4K動画撮影に対応した高倍率ズームカメラも増えています。
【動画撮影機能について】
4K動画
4K動画は、フルHDの約4倍の画素数を持つ高画質な動画です。大画面テレビで視聴したり、写真に切り取ったりしても、美しい画質を楽しめます。
フレームレート
フレームレートは、1秒間に表示される画像のコマ数を表します。フレームレートが高いほど、動きが滑らかに記録できます。
動画撮影サイズ
動画撮影サイズは、動画の画質とファイルサイズに影響します。4K動画の場合は、3840×2160ピクセルが一般的です。
記録方式
記録方式は、動画のファイル形式を表します。MP4は、汎用性の高いファイル形式です。
具体的な例
CANON PowerShot SX740 HSとCANON PowerShot SX70 HSは、4K動画撮影に対応しており、フレームレートは29.97 fps、動画撮影サイズは3840×2160(4K)、記録方式はMP4(映像:MPEG4-AVC/H.264、音声:MPEG4 AAC-LC(ステレオ))です。滑らかな4K動画撮影が可能です。
ニコン COOLPIX P950も、4K動画撮影に対応しており、フレームレートは30 fps、動画撮影サイズは3840×2160(4K)、記録方式はMP4(映像:H.264/MPEG-4 AVC、音声:AACステレオ))です。SX740 HS/SX70 HSと同様に、高画質な4K動画撮影が可能です。
自分の用途に合わせて、適切な動画撮影機能搭載のカメラを選びましょう。
写真撮影機能で選ぶ
高倍率ズームカメラを選ぶ際には、写真撮影機能も重要なポイントです。
ここでは、静止画撮影に関連する主な機能について解説します。
【写真撮影機能について】
撮影枚数
撮影枚数は、バッテリー1回の充電で撮影できる写真枚数です。長時間の撮影を予定している場合は、撮影枚数の多いカメラを選ぶとよいでしょう。
デジタルズーム
デジタルズームは、光学ズームで限界に達した後、画像処理によってさらに拡大する機能です。光学ズームと比べて画質が劣化するため、画質を重視する場合は控えめに使用しましょう。
最短撮影距離
最短撮影距離は、被写体に近づいて撮影できる距離です。花や昆虫など、マクロ撮影をしたい場合は、最短撮影距離が短いカメラを選ぶとよいでしょう。
記録フォーマット
記録フォーマットは、写真データの保存形式です。JPEGはファイルサイズが小さく、汎用性が高いフォーマットです。RAWは編集時に自由度が高いフォーマットです。
シャッタースピード
シャッタースピードは、シャッターが開いている時間です。シャッタースピードが速いほど、動きのある被写体を鮮明に撮影できます。夜景撮影など、暗い場所での撮影では、シャッタースピードを遅くして光を取り込む必要があります。
撮影感度
撮影感度は、光の量が少ない場所でも撮影できる機能です。撮影感度が高くなるほど、ノイズが発生しやすくなります。
具体的な例
CANON PowerShot SX740 HSは、撮影枚数が265枚、デジタルズーム4倍、最短撮影距離1cm、記録フォーマットJPEG、シャッタースピード1~1/3200秒、撮影感度通常:ISO100~3200です。マクロ撮影にも対応しており、花や昆虫など、被写体に近づいて撮影したい場合におすすめです。
CANON PowerShot SX70 HSは、撮影枚数が325枚、デジタルズーム4倍、最短撮影距離0cm、記録フォーマットJPEG/RAW、シャッタースピード1~1/2000秒、撮影感度通常:ISO100~3200です。SX740 HSよりも撮影枚数が多く、RAWフォーマットにも対応しています。
ニコン COOLPIX P950は、撮影枚数が290枚、デジタルズーム4倍、最短撮影距離50cm、記録フォーマットJPEG/RAW、シャッタースピード1~1/2000秒、撮影感度通常:ISO100~6400です。SX740 HS/SX70 HSよりも撮影感度の上限が高く、暗い場所での撮影にも対応しています。
自分の用途に合わせて、適切な写真撮影機能搭載のカメラを選びましょう。
補足
- 高倍率ズームカメラは、高画素数のモデルが多いですが、画素数だけでなく、レンズ性能や画像処理エンジンなども画質に影響を与えます。
- 高感度撮影はノイズが発生しやすくなります。ノイズを抑えるには、ノイズリダクション機能の活用や、RAWフォーマットでの撮影がおすすめです。
記録メディアで選ぶ
高倍率ズームカメラで撮影した写真や動画を保存するには、記録メディアが必要です。
ここでは、高倍率ズームカメラでよく用いられる記録メディアであるSDカードについて解説します。
【SDカードについて】
SDカードの種類
SDカードには、以下の3種類があります。
- SDカード:容量2GB以下
- SDHCカード:容量4GB~32GB
- SDXCカード:容量64GB~2TB
高倍率ズームカメラに適したSDカード
高倍率ズームカメラで4K動画撮影を行う場合は、UHS-I Speed Class 3以上の高速なSDカードが必要です。また、長時間撮影する場合は、大容量のSDカードを選ぶとよいでしょう。
具体的な例
CANON PowerShot SX740 HS、CANON PowerShot SX70 HS、ニコン COOLPIX P950は、すべてSDカード、SDHCカード、SDXCカードに対応しています。
高倍率ズームカメラを選ぶ際には、必要な記録容量や速度に合わせて、適切なSDカードを選ぶことが重要です。
まとめ
40倍ズームカメラは、遠景を大きく引き寄せるだけでなく、普段とは違う視点で日常を切り取るなど、写真表現の可能性を大きく広げてくれます。
旅行やイベント、スポーツ観戦など、様々なシーンで活躍してくれるでしょう。
今回紹介したカメラを参考に、あなたにぴったりの40倍ズームカメラを見つけて、新しい写真の世界を楽しんでください!
初心者でも撮影しやすい高倍率ズームカメラが見つかったわ!
高倍率ズームカメラの選び方がよくわかったよ!
今回のブログでは、40倍ズームカメラの魅力や選び方、おすすめのカメラを紹介しました。
高倍率ズームカメラ選びの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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