バックアップ対応外付けハードディスクは?
バックアップ対応外付けハードディスクとは、USBケーブルによりパソコンと接続してデータを保存できるデバイスです。
大容量データが保存できるため記憶容量を追加したい場合に便利で、パソコンやゲーム機などのデータ保存におすすめです。
USB Type-Cに対応した製品の場合はマックブックなどのApple製パソコンでも使用できます。
今回はハードディスクを2台以上搭載したデータバックアップに対応した製品を紹介しますが、製品選びにこのような悩みはないでしょうか?
外出先でも使いやすい製品が知りたいわ?
大容量データを保存できる製品が知りたいな?
今回はこのような悩みを解決したいと思います。
バックアップ対応外付けハードディスクの選び方
タイプで選ぶ
据え置き型
バックアップ対応外付けハードディスクは据え置きタイプの製品が多く、3.5インチハードディスクが2台以上搭載されているため一般的な外付けハードディスクよりサイズや重量が大きくなる傾向があります。
縦置き型の製品が多いため棚などに収納する場合は高さなどの寸法や重量の確認が必要で、電源ケーブルとUSBケーブルを接続する必要があるため設置環境をしっかり確認しましょう。
パソコンまわりにコンセントが少ない場合は電源タップがあると便利です。
ポータブル型
ポータブル型は持ち運びやすい軽量コンパクト設計がされており、外出先での使用にも便利です。
ケーブル1本で通信と電源供給ができるためケーブル接続の煩わしさが少なく、ノートパソコンから電源供給できるためコンセントが無い環境で使用できるメリットがあります。
屋外でも使用できる製品もあるため、旅行先や出張先、学校、フィールドワークなどで使用する場合におすすめです。
記憶容量で選ぶ
外付けハードディスクは記憶容量が大きくなると高価になる傾向があるため使用目的にあわせて最適な記憶容量の製品を選びましょう。
一般的なオフィスファイルを保存する場合では1TB以下でも十分な場合がありますが、4K動画などの大きなデータを保存する場合は2TB以上の記憶容量の製品を選ぶと余裕があります。
バックアップ対応外付けハードディスクの場合は以下の点に注意が必要です。
【記憶容量について注意点】
・記憶容量はハードディスクを2台搭載した製品の場合は2台の合計、4台搭載した製品の場合は4台の合計が表示されます。
使用目的や予算などにあわせて最適な製品を選びましょう。
インターフェイスで選ぶ
外付けハードディスクのインターフェイスは大きく分けて2種類があります。
・Windowsパソコンなどで広く使用されるUSB Type-A
・Macパソコンなどで広く使用されるUSB Type-C
使用環境によって対応するインターフェイスが異なりますので購入前にしっかり確認しましょう。
USB Type-AとUSB Type-Cの両方に対応した製品もあり、WindowsパソコンやMacパソコン、ゲーム機など幅広い環境で使用できるためおすすめです。
転送速度で選ぶ
外付けハードディスクを選ぶときは転送速度によりデータ読み書き時間が異なります。
外付けハードディスクで使用される代表的な転送速度を紹介します。
【代表的な転送速度】
・USB3.1Gen1(USB 3.2Gen 1×1)転送速度5Gbpsで端子形状はUSB Type-Aです。
・ USB3.1Gen2(USB 3.2Gen 2×1)転送速度10Gbpsで端子形状はUSB Type-Aや USB Type-C です。
転送速度は外付けハードディスクとパソコンの両方が対応している必要があるため、しっかり確認しましょう。
RAID機能で選ぶ
外付けハードディスクにはRAID機能が搭載した製品がありデータの高速読み書きやデータバックアップなどができ作業性が良くなります。
5万円前後で選ぶバックアップ対応外付けハードディスクに搭載されているRAID機能を紹介します。
RAID0
RAID0はストライピング機能とも呼ばれ2台以上のハードディスクにデータを分散して記録します。
メリットは、同時に複数台のハードディスクからデータの読み書きができるため処理速度が向上することです。
デメリットは、1台のハードディスクが故障した場合にすべてのデータが読み書きできなくなることです。
データの読み書き速度を高速化したい場合におすすめです。
RAID1
RAID1はミラーリング機能とも呼ばれ2台以上のハードディスクに同じデータを記録します。
メリットは1台のハードディスクが故障してもデータが保存されているため信頼性が高いことです。
デメリットは複数台のハードディスクに同じデータを保存するため記憶容量の効率が悪くなることです。
自動的にバックアップが作成されるため信頼性が高く重要なデータの記録におすすめです。
RAID5
RAID5は分散パリティ付きストライピング機能とも呼ばれ3台以上のハードディスクにパリティという復旧用データを分散して記録します。
メリットは1台のハードディスクが故障した場合でもパリティを使用してデータ復旧が可能なことです。
デメリットはパリティ記録のためにハードディスク1台分の記憶容量を消費することです。
ディスクの使用効率が良くデータ復旧が可能なため重要かつ比較的容量が大きいデータの記録におすすめです。
こちらの動画にわかりやすくまとめられています。
メンテナンス性で選ぶ
外付けハードディスクを選ぶときは万が一の故障に備えてメンテナンス性を確認しましょう。
特別な工具がなくても故障したハードディスクを交換できる製品は大切なデータを保護しやすいためおすすめです。
故障診断ソフトが付属した製品の場合はハードディスクの異常を検知した場合にすぐに知らせてくれるため修理を迅速に行うことができ安心です。
故障を迅速に復旧でき大切なデータを保護しやすくできるため外付けハードディスクのメンテナンス性をしっかり確認しましょう。
おすすめバックアップ対応外付けハードディスク
エレコム ELDシリーズ
堅牢性が高いボディー構造やロックキー搭載によりディスクの破損や紛失を防ぎやすくでき、大切なデータをしっかり守ります。
盗難防止用のケンジントンロックを搭載しているため市販のケンジントンロックを使用してディスクの盗難や紛失を少なくできます。
ディスク管理ソフトのRAID Managerを使用することで状態監視をすることができRAIDの設定や障害発生時のメール送信など保守に便利な機能を使用できます。
ELD-2B020UBK
1TBのハードディスクを2台搭載した製品です。
スペック | |
容量 | 2TB |
インターフェース | USB3.1 Gen1(USB3.0) |
RAID機能 | RAID 0/1 |
Mac対応 | ○ |
耐衝撃 | ○ |
幅x高さx奥行 | 94x155x237.8 mm |
ELD-2B040UBK
2TBのハードディスクを2台搭載した製品です。
スペック | |
容量 | 4TB |
インターフェース | USB3.1 Gen1(USB3.0) |
RAID機能 | RAID 0/1 |
Mac対応 | ○ |
耐衝撃 | ○ |
幅x高さx奥行 | 94x155x237.8 mm |
ELD-2B060UBK
3TBのハードディスクを2台搭載した製品です。
スペック | |
容量 | 6TB |
インターフェース | USB3.1 Gen1(USB3.0) |
RAID機能 | RAID 0/1 |
Mac対応 | ○ |
耐衝撃 | ○ |
幅x高さx奥行 | 94x155x237.8 mm |
ELD-4B040UBK
1TBのハードディスクを4台搭載した製品でRAID5に対応できるため効率的にデータ保存ができます。
スペック | |
容量 | 4TB |
インターフェース | USB3.1 Gen1(USB3.0) |
RAID機能 | RAID 0/1/5/10 |
Mac対応 | ○ |
耐衝撃 | ○ |
幅x高さx奥行 | 134x161x237.8 mm |
WESTERN DIGITAL My Book Duo WDBFBE0080JBK-JEEX
ハードウェア暗号化に対応しているため大切なデータを不正アクセスからしっかり保護することができます。
USB Type-Aケーブルと USB Type-Cケーブルが付属しているためWindowsパソコンやMacパソコン、ゲーム機などの幅広いデバイスで使用できます。
USB Type-Aポートを2基搭載しているためキーボードやマウス、メモリーカードリーダーなどを接続でき、スマートフォンの充電などにも対応できます。
スペック | |
容量 | 8TB |
インターフェース | USB3.2 Gen1 Type-C |
RAID機能 | RAID 0/1(ミラーリング) |
Mac対応 | ○ |
耐衝撃 | |
幅x高さx奥行 | 100x180x160 mm |
バッファロー HD-WLシリーズ
ハードディスクの運用状況をクラウドに保存し故障予測ができるため、ディスクを故障する前に交換でき大切なデータをしっかり守ります。
パソコンのデータをまるごと保存することができ万が一の故障時にも交換したディスクにデータを復旧できるため作業中断などのトラブルを少なくできます。
テレビと接続して番組録画したりゲーム機と接続してデータセーブできるためエンターテイメントにも対応でき楽しみ方が広がります。
HD-WL2TU3/R1J
1TBのハードディスクを2台搭載した製品です。
スペック | |
容量 | 2TB |
インターフェース | USB3.1 Gen1(USB3.0) |
RAID機能 | RAID 0/RAID 1 |
Mac対応 | ○ |
耐衝撃 | |
幅x高さx奥行 | 86x127x204 mm |
4TB HD-WL4TU3/R1J
2TBのハードディスクを2台搭載した製品です。
スペック | |
容量 | 4TB |
インターフェース | USB3.1 Gen1(USB3.0) |
RAID機能 | RAID 0/RAID 1 |
Mac対応 | ○ |
耐衝撃 | |
幅x高さx奥行 | 86x127x204 mm |
6TB HD-WL6TU3/R1J
3TBのハードディスクを2台搭載した製品です。
スペック | |
容量 | 6TB |
インターフェース | USB3.1 Gen1(USB3.0) |
RAID機能 | RAID 0/RAID 1 |
Mac対応 | ○ |
耐衝撃 | |
幅x高さx奥行 | 86x127x204 mm |
LaCie 2big RAID STHJ4000800
USB Type-Aポートやメモリーカードリーダーを搭載した外付けハードディスクでカメラやドローンなどで撮影したデータを直接保存でき作業が効率的に行えます。
アイパッドとUSBケーブルで接続してデータセーブできるためパソコンがない環境でも使用でき便利です。
Adobe Creative Cloudコンプリートプランの1ヶ月分の無料メンバーシップが利用できるため写真編集や動画作成などのクリエイティブな作業が実体験できます。
スペック | |
容量 | 4TB |
インターフェース | USB3.1 Gen2 Type-C |
RAID機能 | RAID 0/1 |
Mac対応 | ○ |
耐衝撃 | |
幅x高さx奥行 | 118×88.5×217 mm |
LaCie Rugged RAID Pro STGW4000800
ポータブル型ハードディスクでありながらディスクを2台搭載しているためバックアップなどが可能で、外出先へ持ち運んでデータを活用できます。
SDカードリーダーを搭載しているためデジタルカメラなどの撮影データが直接保存でき、作業が効率的に行えます。
耐衝撃設計を採用しているため万が一落下した場合でも故障や破損を少なくでき、外出先での使用が多い場合でも安心です。
スペック | |
容量 | 4TB |
インターフェース | USB3.1 Gen1(USB3.0) Type-C |
RAID機能 | RAID 0/1 |
Mac対応 | ○ |
耐衝撃 | ○ |
幅x高さx奥行 | 91x30x140 mm |
IODATA HDWシリーズ
24時間稼働に対応したNAS用ハードディスクを搭載しているため信頼性が高く、大切なデータをしっかり守ります。
USB 3.2 Gen 1に対応しているため最大転送速度が5Gbpsと高速で、短時間でデータ転送を行えるため快適なストレージ環境を構築できます。
ディスク故障時でもドライバー1本で交換作業ができるためメンテナンス性に優れており、RAID1で使用している場合はディスク交換後に自動復旧(オートリビルド)するためミラーリング作業などの煩わしい作業が必要ありません。
HDW-UT2
1TBのハードディスクを2台搭載した製品です。
スペック | |
容量 | 2TB |
インターフェース | USB3.2 Gen1(USB3.0) |
RAID機能 | ストライピング(RAID 0)/ミラーリング(RAID 1) |
Mac対応 | |
耐衝撃 | |
幅x高さx奥行 | 85x192x145 mm |
HDW-UT4
2TBのハードディスクを2台搭載した製品です。
スペック | |
容量 | 4TB |
インターフェース | USB3.2 Gen1(USB3.0) |
RAID機能 | ストライピング(RAID 0)/ミラーリング(RAID 1) |
Mac対応 | |
耐衝撃 | |
幅x高さx奥行 | 85x192x145 mm |
今回は5万円前後で選ぶバックアップ対応外付けハードディスクを紹介しました。
外出先でも使いやすい製品が見つかったわ!
大容量データを保存できる製品が見つかったよ!
皆様のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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