フルサイズミラーレスカメラとは?
フルサイズミラーレスカメラとは撮影素子に35mmフルサイズセンサーを搭載したレンズ交換式カメラで、軽量コンパクトな製品が多く気軽に持ち運んで撮影できます。
ミラーレスカメラは設計が新しくクリアで高画質な写真撮影や動画撮影ができる特徴があります。
ディープラーニング技術を使用した「瞳」「ペット」「乗り物」「鳥」などのオートフォーカス技術を使用でき、従来の一眼レフカメラよりワンランク上の画質で撮影が楽しめます。
スマートフォンと比較すると撮影素子サイズが数十倍の大きさがあるため解像感が高い写真や動画撮影ができ、大きな画面で表示させた場合でも鮮明な映像表現ができます。
今回は初心者向けフルサイズミラーレスカメラを紹介しますが、製品選びにこのような悩みは無いでしょうか?
女性でも持ち運びやすい軽量コンパクトなカメラが知りたいわ?
ファインダーや液晶ディスプレイが見やすいカメラが知りたいな?
今回はこのような悩みを解決していきたいと思います。
フルサイズミラーレスカメラの選び方
一眼レフカメラとミラーレスカメラの比較
レンズ交換式カメラには、
・一眼レフカメラ
・ミラーレスカメラ
の2種類があるため、それぞれの特徴を紹介します。
一眼レフカメラとミラーレスカメラの特徴
【一眼レフカメラ】
レンズから入った光をミラーによって反射しペンタプリズムによって方向を変えてファインダーに投影する方式です。
(1)一眼レフカメラのメリット
①光学ファインダーが明るく見やすいメリットがあり、タイムラグなく被写体を確認できます。
②光学ファインダーは電気を使用しないため、ミラーレスカメラと比較してロングバッテリーを実現できます。
③カメラマウントが同じ場合はフィルムカメラ時代のオールドレンズを使用できる場合があります。
(2)一眼レフカメラのデメリット
①構造が複雑になり本体が大きく重くなる傾向があります。
【ミラーレスカメラ】
レンズから入った光を直接イメージセンサー(撮影素子)に投影しファインダーや液晶モニターに表示する方式です。
(1)ミラーレスカメラのメリット
①構造が簡単なため、一眼レフカメラと比較して軽量コンパクトな製品が多いです。
②設計が新しいため、一眼レフと比較して高画質撮影ができる製品が多いです。
③電子ビューファインダーは明るさや色合いなどの設定が反映されるため、撮影時に写真や動画の仕上がりが確認でき便利です。
④ディープラーニング技術により「瞳」「ペット」「乗り物」「鳥」などの被写体を認識して高精度なオートフォーカスが行えます。
(2)ミラーレスカメラのデメリット
①一眼レフカメラとレンズマウントが違うため、一眼レフカメラで使用していたレンズを使用したい場合はマウントアダプターが必要です。
②電子ビューファインダーは電気を使用するため、一眼レフと比較してバッテリーの持ちが悪くなる傾向があります。
・一眼レフカメラのレンズを引き続き使用したい場合やロングバッテリーが必要な場合は「一眼レフカメラ」
・高画質な撮影がしたい場合やディープラーニング技術を使用した高精度なオートフォーカスを使用したい場合は「ミラーレスカメラ」
がおすすめです。
撮影モードで選ぶ
ミラーレスカメラには撮影モードが搭載されており、簡単な操作で撮影対象に最適な設定にすることができます。
人物を撮影するときは「ポートレートモード」を使用すると肌の色合いをよく撮影でき、人物を魅力的に写真や動画に記録することができます。
風景を撮影するときは「風景モード」を選ぶと木々の緑を美しく見せることができ、印象的な風景写真に仕上げることができます。
画像編集ソフトを使用して撮影後に編集する場合は「ニュートラルモード」を選ぶと撮影したままの素直な写真が記録できます。
撮影モードを上手に選ぶと撮影対象を魅力的に記録することができワンランク上の写真撮影が楽しめます。
動画撮影機能で選ぶ
ミラーレスカメラはビデオカメラに構造が近く、レンズから入った光が直接撮影素子に届くため動画撮影に適しています。
ミラーレスカメラで動画撮影を楽しみたい場合は「撮影画素数」「フレームレート」「撮影時間」をポイントに製品を選びましょう。
撮影画素数は、
・地上波テレビ画質のフルハイビジョン(1920×1080Pixel)
・4Kテレビ放送で使用される高画質な4K(3840×2160Pixel)
があり、画質は4K動画の方が優れていますがデータサイズが大きくなるため視聴環境などを考慮して最適な撮影画素数の製品を選びましょう。
フレームレートは1秒間に表示されるコマ数のことで、30fps以上あれば滑らかな動画撮影が可能ですが60fps以上に対応しているカメラを選ぶとより滑らかな動画撮影が楽しめます。
動画の撮影時間は製品により30分までに制限される場合がありますので、長時間の動画撮影が必要な場合は連続動画撮影時間を確認しましょう。
動画の撮影目的や視聴環境にあわせて最適な動画撮影機能の製品を選びましょう。
本体サイズで選ぶ
フルサイズミラーレスカメラは大型センサーを搭載しているため、本体重量が500g以上の製品が多いですが、最近では本体重量が500g以下の軽量モデルも増えてきました。
スナップ撮影や旅行撮影などで気軽に持ち運ぶ場合は、本体とレンズをあわせて500g程度の製品もあるため持ち運ぶときの負担が少なく、女性やお子様が使用する場合におすすめです。
一眼レフカメラの操作感に慣れていてしっかりしたホールド感が欲しい場合は、大きめのグリップがある製品を選ぶと手ブレを少なくすることができおすすめです。
持ち運ぶときや撮影するときに手や腕へ負担感が少なく、しっかりしたホールド感の製品がおすすめです。
手ブレ補正機能で選ぶ
カメラを手持ち撮影する場合や夕暮れや夜間などの光が少ない環境で撮影する場合は、手ブレ補正機能が効果的です。
フルサイズミラーレスカメラの手ブレ補正機能は、
・カメラ内手ブレ補正機能と呼ばれるカメラ内の撮影素子をシフトさせることで手ブレ補正を行う方式
・レンズ内手ブレ補正機能と呼ばれるレンズをシフトさせることで手ブレ補正を行う方式
があります。
カメラ内手ブレ補正が搭載されたミラーレスカメラをカメラを選ぶと、レンズ内手ブレ補正がないレンズを使用した場合でも手ブレを抑えてクリアな撮影ができるためおすすめです。
レンズセットで選ぶ
フルサイズミラーレスカメラのレンズセットには、標準ズームレンズや高倍率ズームレンズが付属しているため、購入してすぐに写真撮影や動画撮影が楽しめます。
標準ズームレンズは広角から標準までの画角を撮影できるため風景や花、ポートレートなどの撮影に最適です。
高倍率ズームレンズは広角から望遠まで1本のレンズで撮影できるためレンズ交換の必要が無く幅広い被写体をシャッターチャンスを逃すことなく撮影できます。
レンズセットを購入すると最初からレンズが付属しているためすぐに撮影を始めることができ、レンズを別に購入する場合と比較して価格が安価な傾向があるため、必要にあわせて選びましょう。
液晶モニターで選ぶ
ミラーレスカメラの液晶モニターには、
・液晶モニターの角度を自由に変更できるチルトモニター
・液晶モニターを自由に回転できるバリアングルモニター
などがあり可動式のため撮影シーンにあわせて角度調整ができます。
液晶モニターにタッチパネルが搭載されている場合は、液晶モニターのタッチ操作で素早くカメラ設定を変更したり被写体をタップしてフォーカスをあわせることができます。
タッチパネルディスプレイは直感的にカメラ操作ができスマートフォンに慣れた方にも使用しやすいため、必要にあわせて選びましょう。
無線機能で選ぶ
ミラーレスカメラで撮影したデータはSDメモリーカードなどに保存されますが、スマートフォンやタブレットなどはSDメモリーカードスロットが無いためデータ取り込みが難しい場合があります。
そのような場合に無線機能を搭載したカメラを選ぶとWi-Fiで撮影データをスマートフォンやタブレットへ送信できるため非常に便利です。
撮影したデータを外出先からSNSへアップロードすることも簡単にできますので旅先での出来事などをすぐに共有することができます。
撮影データをスマートフォンやタブレットなどの画面で確認したり、スマートフォンやタブレットからクラウドストレージに保存することもできるため、撮影が効率よく行えます。
快適な撮影環境を実現できるため無線機能を搭載したミラーレスカメラがおすすめです。
おすすめフルサイズミラーレスカメラ
SONY α7C
本体のみで約509g、本体とセットレンズをあわせても約676gの軽量コンパクト設計のため持ち運びが快適で、女性やお子様でも使用しやすいサイズ感です。
洗練されたスタイリッシュなデザインで、好みにあわせてシルバーとブラックの2色のバリエーションから選べます。
シューティンググリップキットやジンバルキットなどを選べるためvlog撮影などに最適です。
SONY純正レンズだけでなくシグマやタムロンなどのサードパーティレンズを選べるため、幅広い撮影シーンに対応できます。
スペック | |
画素数 | 2530万画素(総画素) |
撮像素子 | フルサイズ |
レンズマウント | α Eマウント |
防塵・防滴 | ○ |
5軸手ブレ補正 | ○ |
タッチパネル | ○ |
内蔵フラッシュ | |
ライブビュー | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ |
自分撮り機能 | ○ |
ゴミ取り機構 | ○ |
タイムラプス | |
可動式モニタ | バリアングル液晶 |
記録メディア | SDカード |
SDHCカード | |
SDXCカード | |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) |
幅x高さx奥行き | 124×71.1×59.7 mm |
重量 | 424 g |
SONY α7C ILCE-7C ボディ
SONY α7C ILCE-7C ボディはこちらです。
SONY α7C ILCE-7CL ズームレンズキット
SONY α7Cボディーとキットレンズ「FE 28-60mm F4-5.6(SEL2860)」のセットです。
SONY α7 III
ISO感度が常用ISO100~51200、拡張ISO50~204800まで使用できるため、夜景や室内など光が少ない状況でもノイズが少なくきれいに撮影できます。
従来比約2倍の高速オートフォーカスができるため、スポーツなどの動きが激しいシーンでもシャッターチャンスを逃す心配が少なくできます。
カメラをUSBケーブルでパソコンと接続することでウェブカメラとして使用できるため、オンライン会議やオンライン授業でも活用できます。
SONY純正レンズだけでなくシグマやタムロンなどのサードパーティレンズを選べるため、幅広い撮影シーンに対応できます。
スペック | |
画素数 | 2530万画素(総画素) |
撮像素子 | フルサイズ |
レンズマウント | α Eマウント |
防塵・防滴 | ○ |
5軸手ブレ補正 | ○ |
タッチパネル | ○ |
内蔵フラッシュ | |
ライブビュー | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ |
自分撮り機能 | |
ゴミ取り機構 | ○ |
タイムラプス | |
可動式モニタ | チルト可動式液晶 |
記録メディア | SDカード |
SDHCカード | |
SDXCカード | |
メモリースティックPRO Duo | |
メモリースティックPRO-HG Duo | |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) |
幅x高さx奥行き | 126.9×95.6×73.7 mm |
重量 | 565 g |
SONY α7 III ILCE-7M3 ボディ
SONY α7 III ILCE-7M3 ボディはこちらです。
SONY α7 III ILCE-7M3K ズームレンズキット
SONY α7Cボディーとキットレンズ「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS(SEL2870)」のセットです。
ニコン Z 5
カメラボディーと「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」の組み合わせで約870gと軽量コンパクトなため、気軽に持ち運んで撮影が楽しめます。
約369万ドットの自然な見え方を実現した電子ビューファインダーを搭載しているため、クリアで明るい視界を確保でき快適な撮影が行えます。
モバイルバッテリーからUSB給電ができるため長時間の撮影でもバッテリー切れの心配が少なく安心です。
スペック | |
画素数 | 2493万画素(総画素) |
撮像素子 | フルサイズ |
レンズマウント | ニコンZマウント |
防塵・防滴 | ○ |
5軸手ブレ補正 | ○ |
タッチパネル | ○ |
内蔵フラッシュ | |
ライブビュー | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ |
自分撮り機能 | |
ゴミ取り機構 | ○ |
タイムラプス | ○ |
可動式モニタ | チルト式液晶 |
記録メディア | SDカード |
SDHCカード | |
SDXCカード | |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) |
幅x高さx奥行き | 134×100.5×69.5 mm |
重量 | 590 g |
ニコン Z 5 ボディ
ニコン Z 5 ボディ はこちらです。
ニコン Z 5 24-50 レンズキット
ニコンZ5と「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」のセットです。
ニコン Z 5 24-70 限定セット
ニコンZ5と「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」「Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15c」「アクセサリーシューカバー ASC-06 シルバー」「ARCREST PROTECTION FILTER 72mm」のセットです。
レンズの他にバッテリー、アクセサリーシューカバー、レンズフィルターが付属しているため大変お得です。
ニコン Z 5 24-200 レンズキット
ニコンZ5と「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」のセットです。
キャノン EOS RP
バッテリーとSDメモリーカードを含めて約485gの軽量ボディーのため軽快に持ち運ぶことができ、女性やお子様の使用にも最適です。
バリアングル液晶モニターを搭載しているため、ハイアングルやローアングル、自撮り撮影など自由なスタイルで撮影が楽しめます。
タッチパネル液晶モニターを搭載しているため被写体のピント合わせや拡大縮小などがタッチ操作で実現でき、スマートフォンに慣れた方にも使いやすいカメラです。
スペック | |
画素数 | 2710万画素(総画素) |
撮像素子 | フルサイズ |
レンズマウント | キャノンRFマウント |
防塵・防滴 | ○ |
5軸手ブレ補正 | |
タッチパネル | ○ |
内蔵フラッシュ | |
ライブビュー | ○ |
手ブレ補正機構 | |
自分撮り機能 | ○ |
ゴミ取り機構 | ○ |
タイムラプス | ○ |
可動式モニタ | バリアングル液晶 |
記録メディア | SDカード |
SDHCカード | |
SDXCカード | |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) |
幅x高さx奥行き | 132.5x85x70 mm |
重量 | 440 g |
キャノン EOS RP ボディ
キャノン EOS RP ボディはこちらです。
キャノン EOS RP RF24-105 IS STM レンズキット
キャノン EOS RPと「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」のセットです。
キャノン EOS R
常用ISO感度は静止画で100~40000を実現しており高感度でもノイズが少ないため、室内や夜景など光が少ない環境でも綺麗な写真撮影が楽しめます。
オートフォーカススピードは約0.05秒と世界最速を実現しているため、スポーツや動物など動きが激しい被写体でもシャッターチャンスを逃さず撮影できます。
スマホ用アプリ「Camera Connect」をインストールしておけば撮影した写真や動画を撮ったその場でスマートフォンへ自動転送できるため、撮影画像をスマートフォンの大画面で確認でき便利です。
スペック | |
画素数 | 3170万画素(総画素) |
撮像素子 | フルサイズ |
レンズマウント | キャノンRFマウント |
防塵・防滴 | ○ |
5軸手ブレ補正 | |
タッチパネル | ○ |
内蔵フラッシュ | |
ライブビュー | ○ |
手ブレ補正機構 | |
自分撮り機能 | ○ |
ゴミ取り機構 | ○ |
タイムラプス | ○ |
可動式モニタ | バリアングル液晶 |
記録メディア | SDカード |
SDHCカード | |
SDXCカード | |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) |
幅x高さx奥行き | 135.8×98.3×84.4 mm |
重量 | 580 g |
キャノン EOS R ボディ
キャノン EOS R ボディ はこちらです。
パナソニック LUMIX DC-S5
カメラにDC-S5K付属レンズ20-60mmに装着した状態で約1064g(バッテリー、SDメモリーカード1枚含む)と軽量コンパクトなため、気軽に持ち運んで撮影が楽しめます。
4K30fpsで時間無制限の動画撮影ができるため本格的な映像制作が可能です。
ライカLマウントを採用しているためパナソニック純正レンズ以外にライカLマウントレンズやシグマLマウントレンズを使用でき、クリエイティブな撮影が可能です。
スペック | |
画素数 | 2528万画素(総画素) |
撮像素子 | フルサイズ |
レンズマウント | ライカLマウント |
防塵・防滴 | ○ |
5軸手ブレ補正 | ○ |
タッチパネル | ○ |
内蔵フラッシュ | |
ライブビュー | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ |
自分撮り機能 | ○ |
ゴミ取り機構 | ○ |
タイムラプス | ○ |
可動式モニタ | フリーアングル |
記録メディア | SDカード |
SDHCカード | |
SDXCカード | |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) |
幅x高さx奥行き | 132.6×97.1×81.9 mm |
重量 | 630 g |
パナソニック LUMIX DC-S5 ボディ
パナソニック LUMIX DC-S5 ボディはこちらです。
パナソニック LUMIX DC-S5K 標準ズームKレンズキット
LUMIX DC-S5と「付属レンズ20-60mm」セットはこちらです。
初心者向けフルサイズミラーレスカメラを紹介しました。
女性でも持ち運びやすい軽量コンパクトなカメラが見つかったわ!
ファインダーや液晶ディスプレイが見やすいカメラが見つかったよ!
皆様のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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